SUPREME

 

最初に取り上げるのは。。。個人的に名作の一つだと思っている松田聖子の「SUPREME」です。

このアルバムは、結婚出産をひかえて仕事を休んでいる時期(1986年6月)に発売されたアルバムです。

全曲を通して、作詞を松本隆が担当していることもあって、統一感があります。

さらに、曲の配置が。。。ベストといってもいいかもしれないくらい。。。完璧です!

個人的に。。。

アルバムは「10曲」で構成され、1~5曲までと、6~10曲まではちょっと違う世界観を表していると考えています。

まずは、最初にインパクトのある1曲を配し、2~3曲目はそれなりの曲、4曲目はちょっと落ちこむような曲をあえて配した後に、5曲目でちょっとしたクライマックスを迎えます。

6曲目は1曲目同様にそれなりにインパクトのある曲を配し、7~8曲目はやはりそれなりの曲、9曲目は全体を通して最も地味な曲を配した後に、10曲目で最大のクライマックスで締める…というのが簡単な構成です。

全盛期のユーミンなんかも、同様の構成が多かったような印象があります。

どちらかと言えば、LPレコード(A面B面)からの流れだと思うけど、CDが台頭するようになって、いい曲ばかりのベストアルバムのような構成が多くなってしまっているのは、ちょっと残念です。

話を「SUPREME」に戻すと、ほぼ上記の理想的な構成を、松本隆の統一感の中で完成させているところに、このアルバムのすばらしさがあります。

松田聖子には、他にも名曲がたくさんあるけど、あえてこのアルバムのどれか1曲を抜き出してその代わりに入れると言うことは考えられないくらい完璧です。

このアルバム10曲で「ひとつの世界観を完成させている」とまで言いたくなるくらいです。

正直、一つ一つを取り出してしまうと5曲目の「時間旅行」、10曲目の「瑠璃色の地球」ぐらいしか名曲は無いかもしれないです。

それでもその他の8曲を効果的に配することで、こんなすばらしいアルバムが完成できたんだろうと思います。

もし聞いたことが無い方がいたら。。。今でも十分通用するクオリティだと思うので、ぜひ耳を傾けてほしいと思います^^

1-螢の草原(5:13)
作詞:松本隆/作曲:安藤まさひろ(T-SQUARE)/編曲:武部聡志
2-上海倶楽部(3:31)
作詞:松本隆/作曲:南佳孝/編曲:武部聡志
3-ローラー・スケートをはいた猫 (3:31)
作詞:松本隆/作曲:亀井登志夫/編曲:井上鑑
4-チェルシー・ホテルのコーヒー・ハウス(4:29)
作詞:松本隆/作曲:宮城伸一郎/編曲:武部聡志
5-時間旅行(4:27)
作詞:松本隆/作曲:SEIKO/編曲:井上鑑

6-白い夜(4:30)
作詞:松本隆/作曲:来生たかお/編曲:武部聡志
7-マリオネットの涙(5:21)
作詞:松本隆/作曲:久保田洋司/編曲:戸田誠司
8-雨のコニー・アイランド(3:27)
作詞:松本隆/作曲:大沢誉志幸/編曲:佐藤準
9-ローゼ・ワインより甘く(3:45)
作詞:松本隆/作曲:玉置浩二/編曲:井上鑑
10-瑠璃色の地球 (4:26)
作詞:松本隆/作曲:平井夏美/編曲:武部聡志

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